スクリーンショットやショップの説明からわかるように、未知の言語を話す少女と7日間を過ごすことになります。最初は一言も理解できませんが、同じ単語がよく使われる場面で、次第に一つ一つの単語の意味を推測できるようになり、彼女が言っていることがだんだん分かってきます。

また、この理解をサポートする辞書機能も充実しており、それぞれの単語の推測される意味を自由に書き込むことができます。書いた意味がゲーム内で表示されますので、だんだん読めるようになります。意味だけでなく、各単語の色も選べます。正確な意味が分からなくても、その単語のポジティブな意味やネガティブな意味を覚えたり、その単語を何らかの形で分類したり、微妙な使い分けをしたりすることができます。 

いい点 

・ストーリーと推理の両面から楽しめます。ただ、要素が物足りなく感じてしまったのは確かです。 

・翻訳や感じた色(ポジティブ・ネガティブなど自分で決める)を設定できます。 

悪い点 

・バグが多い。 辞書に入力した文字のグリフがバラバラになって読めなくなったり、モノローグのウィンドウが閉じなくなったりしたことがありました 

・日本語だからなのかもしれないが、言葉のつながりがかなり不自然に見えます。しっかりと言葉の推測をしても納得のいかない部分が多いです。

全体評価 

パズルやなぞなぞが好きな人には、ぜひおすすめしたい作品です。ぜひ試してみてください。難易度は高いと思いますが、攻略法を見て言葉を合わせると新しい発見があり、何度でも楽しめると思います。

一方で、このゲームの可能性を説明したつもりです。未知の言語を解読していく過程で、それぞれの単語の意味にルビを振っていくゲームです。解読した単語が多ければ多いほど、会話全体の理解度が高まります。ここで重要なのが「プレイヤーは単語の本当の意味に関係なく好きなルビをふれる」ということです。

一方、手探りで言葉の意味を突き止めていき、それに合わせて徐々にヒロインとのコミュニケーションというか意思疎通ができるようになっていく感じが面白いと思います。今までやったことのなかったタイプです。実は言葉の本当の意味に関係なく、プレイヤーは好きなルビーを使うことができます。一方で、言葉の意味を手で感じ取りながら進めていくと、徐々にヒロインとコミュニケーションが取れるようになるのも面白いですね。かなり珍しいジャンルだと思います。